ジャカルタ首都圏の軽量軌道交通(LRT)の建設を手掛ける国営建設アディ・カルヤは、2022年8月17日の独立記念日にLRTの商業運転開始を目指している。同社のプンジュン・セティア・ブラタ取締役が11月17日、オンラインの情報公開会見で明らかにした。
LRTは2020年の開業を目指していたが、土地収用の問題や新型コロナウィルスのパンデミックなどにより工事が遅れていた。また今年10月末の試験運転では、東ジャカルタ区のハルジャムクティ駅からチラチャス駅の区間で、運転中の車両が止まっていた別の車両に正面から衝突する事故があった。
プンジュン氏は、LRT建設の進捗率は線路設置なども含め88%に達したと説明した。首都圏LRT第1期工事では、3路線で合計18駅が建設される。