インドネシアのネオバンク、Bank Neo Commerce(BNC)はこのほど、株式の新規発行により数兆ルピアを調達する計画だと明らかにした。BNCは株式発行により、インドネシア金融監督庁(OJK)が規定するデジタル銀行の最低資本金をクリアしたい意向だ。
BNCは近く、新株192万株を1株当たり1300ルピアで発行し、計2兆5000億ルピア(約1億7500万米ドル)を調達する計画。OJKはデジタル銀行の最低資本金を2021年末までに2兆ルピア、2022年末までに3兆ルピアとするよう要求している。BNCは株式発行により資金を確保し、OJKの要求を満たしたいとしている。
BNCはさらに、調達した資金をITへの投資や、人材の採用・育成、プロモーション活動などに投じる見込みだ。