政府は2日、入国が禁止されているアフリカ南部の指定国以外からの外国人入国者に対して、隔離期間を7日から10日に変更すると発表した。新型コロナウイルスの新たな変異株であるオミクロン株の感染拡大を阻止するための措置で、3日から実施された。
ジャワ島とバリ島におけるコロナ対策を指揮するルフット・パンジャイタン海事・投資担当調整大臣によると、ジョコ・ウィドド大統領が隔離期間の延長を判断したという。同大臣によると、オミクロン株についての新しい情報が分かり次第、その都度隔離期間は見直されるという。また、国民には当面の間海外への渡航を自粛するよう求め、政府関係者についても重要な外交を除いては渡航を禁止することを明らかにした。
オミクロン株については詳しいことはまだ分かっていないが、変異部位が50以上あることからワクチンが効きにくく、これまでに最も感染力が高かったデルタ株よりも感染力が高い可能性があることが示唆されている。