インドネシア中央統計局(BPS)はこのほど、2021年11月の消費者物価指数(CPI)数伸び率が前年同月比1.75%となり、過去1年5カ月以来の高水準となったと明らかにした。食品価格とパーム原油(CPO)価格の上昇が影響したという。
CPI伸び率は、10月は前年同月比1.66%、また2020年11月は同1.59%で、2021年11月は前月、前年同月より上昇した。CPIの伸びを後押したのは、食品、飲料、たばこだった。
また、食用油価格は11月30日時点で、1リットル当たり1万7300ルピア(約1.21米ドル)に達した。これは政府が設定している食用油価格の上限を57.27%上回る。食用油の主要原料であるCPO価格が海外需要の高まりの中で上昇したことが食用油の価格高騰につながっているという。