インドネシア国家警察は12月9日、汚職撲滅委員会(KPK)の元職員44人を国家警察の正規職員として採用した。
この44人の中には、2017年に暴漢に襲撃され、硫酸とみられる化学薬品をかけられて片目を失明したノフェル・バスウェダン元上級捜査官も含まれる。この事件の犯人として逮捕されたのは現職警察官だった。
アンダラス大学憲法研究所のフェリ・アムサリ研究員は、国家警察が元KPK職員の大量採用に踏み出した背景には、社会の信用回復という狙いがあるとの見解を示している。
国家警察によると、今回採用された元KPK職員は(犯罪)予防局に配属され、汚職を取り締まる部隊を形成する。