東ジャカルタ市で7日午後7時頃、女性がATMから現金を引き出し乗用車に戻ったところ、2台のバイクで近付いてきた何者かにドアをノックされ、現金を強奪される事件が発生した。この女性が強盗被害をプロガドゥン警察分署に届け出たところ、同署の警察官から被害届の受理を拒否され、一度頭を冷やして家に帰るよう言われたことが女性のSNSへの投稿で明らかになった。
女性の証言によると、当該警察官は「(犯人を)捜そうとしても無駄」「ATMで大量の現金を引き出したのが悪い」などとも発言した。
この件を受けてジャカルタ首都圏警察の広報課は、問題を起こした警察官への厳正な処分はもちろん、同様の問題の再発防止に努めるとのコメントを公開している。当該警察官はすでに役職から外されており、取り調べの後、聴聞会で処分が決定される。