マレーシアの沖合で15日、インドネシア人を乗せた移民船が悪天候による高波で転覆し、19人が遺体で発見された。マレーシアの在ジョホールバルインドネシア領事館によると、死亡が確認されたのは男性13人、女性6人で、うち2人の身元が判明した。また当局は、救出され病院へ搬送されたインドネシア人14人の健康状態と身元をすでに確認しているという。
移民船に乗っていたのはインドネシア人60人で、リアウ諸島州ビンタン島から出発し、マレーシアで不法就労を目的としていたとみられている。マレーシア政府が救助隊を派遣し、行方不明者27人の捜索活動を続けている。