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インドネシアの方言が絶滅の危機

世界中で多くの方言が絶滅の危機にあると懸念されるなか、インドネシアの方言も例外でないという。国連教育科学文化機関(ユネスコ)によると、世界では2500言語が絶滅の危機にあり、この中にインドネシアの方言が100以上含まれているという。またここ30年で世界ではすでに200言語が絶滅したという。

インドネシアの言語と文学保護団体が調査したところ、全く絶滅の可能性がないとされた方言(アチェ語、ジャワ語、スンダ語、マドゥラ語、バリ語など)が21あったのに対し、73の方言が絶滅、またはその危機にあることがわかった。またパプア州やマルク州の8つの方言(タンディア語、マウェス語、カイエリ語など)はすでに絶滅しているという。

このことに関して政府は、インドネシアの言語や文化を発展、維持、保護する言語育成振興局を設置し、ネイティブが方言を維持し、使用できる環境作りに努めている。