東南アジア最大の旅行スタートアップで、オンライン旅行サイトを運営するトラベロカが、このほど配車サービス事業に参入した。
GoTo、グラブ(シンガポール)の二大巨頭に、トラベロカやショッピー(シンガポール)、エアアジア(マレーシア)などが追随するかたちで、東南アジアでのスーパーアプリ競争が激化している。
ジャカルタを拠点とするトラベロカは、アプリからブルーバードタクシーが予約できる「QuickRide」機能を19日に開始した。同社は2020年に「Traveloka Eats」を開始しフードデリバリー事業に参入。昨年には国営銀行バンク・ネガラ・インドネシア(BNI)との提携や、国営質屋プガダイアンと連携し金投資機能を追加するなど、フィンテック事業の強化に取り組んだ。企業価値は30億米ドル相当で、インドネシアまたはアメリカでの新規株式公開(IPO)を計画している。