丸紅株式会社は12日、南オーストラリア州とインドネシア間のグリーン水素(再エネ水素)製造・輸送・利活用に関する実証事業を開始すると発表した。
実証実験では、南オーストラリア州で発生している余剰再エネ電力を活用し、安価で安定的なグリーン水素製造および系統調整機能の提供を目指す。
また製造したグリーン水素は、水素吸蔵合金タンクを使用してインドネシアへ輸送し、ジャカルタ近郊の工業団地内にて燃料電池を通じた熱電供給を行い利活用する。これにより、インドネシア政府の掲げる国家中期開発計画の重点事項の一つである環境対策、脱炭素化に対する貢献も目指す。