サイヌディン青年・スポーツ相は4日、世界反ドーピング機関(WADA)がインドネシアに対し課していた制裁が正式に解除されたと発表した。
WADAは、インドネシア反ドーピング機関(LADI)が2020年のドーピング検査計画を順守しなかったとして、インドネシアに対し昨年10月7日からオリンピック以外の国際的なスポーツ大会での国旗掲揚の禁止や、同国での国際的なスポーツ大会の開催禁止といった1年間の制裁を課していた。それから約4カ月後の2月2日、期限よりも早く制裁が解除された。
サイヌディン青年・スポーツ相は「当初は多くの批判を受けた。インドネシアオリンピック委員会と共に制裁解除タスクフォースを結成し、迅速な対応を行ったことで、問題が早期に解決し安心している」とコメントした。タスクフォースは再発防止のための調査を引き続き行うという。