慶應義塾大学医学部発のベンチャー企業、株式会社OUIは1月31日、ジャカルタにある国立小児科・産婦人科病院のハラパン・キタ病院国立児童・女性保健センター(HKWCH)と共同で、国際共同研究プロジェクトをスタートすると発表した。
研究プロジェクトでは、同社が開発したスマートフォンアタッチメント型眼科医療機器「Smart Eye Camera(SEC)」を使用し、HKWCHの眼科チームが新生児の眼のスクリーニングを実施、先天性の眼科疾患の有無を観察する。この研究プロジェクトで有用性が確認できた場合には、より大規模かつ本格的な新生児向けの眼科疾患スクリーニングにつなげていくことを検討予定である。
SECはスマートフォンのカメラと光源を利用した眼科診療機器で、電気のない地域や被災地など場所を選ばず眼科診察を可能にする。