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アナック・クラタカウ火山が噴火

スンダ海峡のアナック・クラタカウ山(標高338メートル)が4日に噴火し、山頂から最大約1000メートルの高さまで噴煙が上がった。また同日中に9回の噴火を繰り返した。

火山地質災害対策局(PVMBG)のモニタリングによると、発生した噴火は記録された火山性地震と一致しており、マグマ型であったことが示されている。PVMBGは活動が活発化する恐れがあるとして、噴火警戒レベルで上から3番目の「ワスパダ(注意)」を発令し、火口半径2キロ以内に侵入しないよう住民へ呼び掛けた。

アナック・クラタカウ山はクラタカウ火山に属する火山島で、1928年に形成された。クラタカウ火山は1883年5月20日、壊滅的なプリニー噴火を起こした。当時、火山灰雲は10キロ上空まで広がり、噴火音は160キロ離れたバタビア(現在のジャカルタ)まで聞こえたと記録されている。