国産の新型コロナウイルスワクチン「メラ・プティ・ワクチン」の第1相臨床試験が、9日から東ジャワ州スラバヤのドクタースエトモ総合病院で開始された。これに先立ち、医薬品食品監督庁(BPOM)は7日に臨床試験の実施を承認した。
被験者は第1相で90人、第2相で405人。第3相臨床試験は4月に実施を予定している。緊急使用許可(EUA)の取得は7月頃を目指している。
メラ・プティ・ワクチンは、スラバヤにあるアイルランガ大学とインドネシアの製薬会社ビオティス・ファルマセウティカルによって開発された不活化ワクチン。ブディ保健相によると、同ワクチンは研究段階から製造までを国内で行う唯一のワクチンで、ブースター接種や3歳以上の子供へのワクチンとして使用される。またジョコ・ウィドド大統領は、ハラルの問題でワクチン接種が難しいムスリムの国々で使用されることも望んでいる。