中部ジャワ州バントゥル県イモギリ郡ウィキルサリ村の山道で6日、観光バスが斜面に激突し、乗客13人が死亡、34人が重軽傷を負った。乗客らは会社のファミリーギャザリングで集まった従業員とその家族だった。
観光バスは中部ジャワ州スコハルジョ県を出発し、ジョグジャカルタ特別州スレマン県の観光名所「トゥビン・ブレクシ」で観光を終えた後、「フタン・ピヌス」に向かう途中だったという。乗客ひとりは「山道で坂は急だったため、乗客数人が下りてバスを押した。坂道を登り切った後に乗客はバスへ戻ったが、今度は下り坂でスピードが増し、運転手がパニックになっていた」と証言している。コントロールを失った観光バスは、山の傾斜に激突し、車両前方と右側が大破した。
警察は、エンジンブレーキが利かず制御不能状態だったとみて、詳しい原因を調べている。