スリ・ムルヤニ財務相はこのほど、新型コロナウイルスのオミクロン株の流行は、インドネシアの2022年第1四半期(1~3月)の国内総生産(GDP)にさほど大きな影響を与えないとの見方を示した。
スリ財務相は「インドネシア政府が2021年のような厳格な規制を課す可能性が低いため、オミクロン株の影響は限定的だ」と指摘した。さらに「政府の規制が前年と異なるのは、同国ではワクチン接種率が上昇しているとともに、オミクロン株は従来の株に比べて致命的なものではないためだ」と語った。
政府は2021年、新型コロナウイルス対策として大々的な移動制限を導入し、GDPに大きな打撃を与えた。
インドネシアでは2月1日に新規感染者数が1万6021人に達した。一方、インドネシアで新型コロナウイルスワクチンを2回接種し終えた人の割合は60%を超えているという。