新型コロナ発生以降、制限されてきたメッカ巡礼のインドネシアへの割当再開が計画されている。サウジアラビア政府は、インドネシアに対しては以前の半分の割当とすると発表。
インドネシア下院副議長のマーワン・ダソパン氏は、「インドネシアが保有する割り当て22万の半分に過ぎない。このことは新たな問題をうむ。これまで2年連続でメッカ巡礼が中止されており、待ち行列も長くなっている。一般的にメッカ巡礼希望者は年配者が多く、これ以上待たされた場合、彼らの中にはメッカ巡礼を果たせずに亡くなってしまう人もでてくるでしょう。メッカ巡礼のインドネシアへの割当が減らされないことを祈ります」と語った。
また、ダソパン氏は、メッカやメディナへの入境のためのPCR検査と検疫に、費用が以前より増加していることも伝えた。メッカにたどり着くまでに7つのPCR検査と検疫をしなければならないという。