ルフット海事・投資担当調整相は14日、新型コロナウイルスのオミクロン株による流行第3波について、ジャカルタ特別州ではすでにピークを過ぎたとの見方を示した。同州の1日あたりの新規感染者数や陽性者数、入院患者数が減少傾向にあるとしている。
またブディ保健相も同日、ジャカルタ特別州の感染ピークは今週(14~20日)で、その後収束し始めるとの予測を述べた。陽性者数の減少に伴い、病床使用率が40~50%に抑えられている状態だという。
一方で、オーストラリアのグリフィス大学のインドネシア人疫学専門家のディッキー氏は、同州はまだ感染ピークを迎えていないと政府と異なる意見を示した。検査数が十分でないと指摘しており、政府に対し検査の強化を求めている。
なお、西ジャワ州、ジョグジャカルタ特別州、東ジャワ州ではオミクロン株の感染が拡大しており、政府は引き続き注意を促している。