パンジャジャラン大学生物学部応用微生物学研究所のミア・ミランティ・ルスタマ所長(教授)は10日、報道機関に対し、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ最も有効な手段として今後1~2年間はマスクの着用が必要になるだろうとの見解を示した。
ミア所長は「歴史的に見てもウイルスはその性質上侵入した地域や国の特性に適応するため変異を起こすもの」と述べた。エイクマン分子生物学研究所の調べによると、インドネシアにも固有の変異種が存在しているものの他の変異種に比べて優勢ではない。
ミア所長によると、ウイルスの変異メカニズムには未知な部分が多く、強毒化または感染速度の上昇をもたらすこともあれば、その逆に弱毒化することもあり得る。弱毒化ウイルスの例として、ワクチン用に作られたポリオウイルスがある。