丸紅株式会社は2月17日、8日にインドネシア国営石油会社プルタミナと、インドネシアにおける脱炭素事業の共同開発に関する覚書を締結したと発表した。
同覚書を通じて、両社は、インドネシアにおける丸紅のパルプ製造事業で発生するバイオマス由来排出ガスからの二酸化炭素回収・貯蔵事業や、排出権の創出、バイオマス燃料の製造事業など、幅広い脱炭素事業の共同開発に取り組む。
丸紅は、1995年に南スマトラ州の製紙用パルプ製造会社Tanjungenim Lestari Pulp & Paper(TEL)に参画したのち、2003年にはTELに隣接する植林会社Musi Hutan Persada(MHP)への出資を行い、MHPの原木を主原料とした環境負荷の低いパルプ製造を実現してきた。今回のTELにおける二酸化炭素回収・貯蔵事業の検討は、パルプ製造時のカーボンネガティブを目指す新しい取り組みである。