ウクライナ危機に関し、投資家らはインドネシアの資本市場への影響は一時的なものであるとみている。
サミュエル・セキュリタスの上級エコノミスト、フィクリ・ペルマナ氏は「インドネシアはロシア、ウクライナとの貿易・投資活動は相対的に小さい。両国によるインドネシアへの投資額が全体に占める割合は2021年時点で1%を下回っている」と指摘。
さらに「インドネシア証券取引所(IDX)指数は2月24日時点で、前営業日から約2%下落したが、2月1日から23日までのインドネシアの資本フローは15兆4200億ルピア(約10億7000万米ドル)と依然として堅調に推移していた。通貨ルピアも1米ドル当たり1万4200~1万4400ルピアで推移している」と説明する。その上で、同氏はウクライナ危機のインドネシアの資本市場への影響は「一時的なもので、投資家はより慎重に動くことになる」とみている。