インドネシアの食品医薬品監督庁(BPOM)は4日、シルデナフィル(バイアグラジェネリック)とパラセタモールが検出されたコーヒー製品の回収を命じた。この製品はボゴールとバンドンを中心に出回っており、BPOMが発行する医薬品流通許可の偽ラベルが貼付されていた。
BPOMのペニー・ルキト長官は、シルデナフィルとパラセタモールは治療薬として処方が必要な薬品であり、用法用量を守らずに服用した場合はリスクが高く、副作用の恐れがあると述べた。また「即効力のある強壮剤」として販売されていたとしても、シルデナフィルとパラセタモールを混合して服用した場合、心臓、肝臓、腎臓へのダメージが大きく、短期間で健康に深刻な影響を及ぼす可能性があり、最悪の場合は死に至る恐れがあるため、同様の製品を自己判断で購入および服用しないよう、注意を促した。