ロシアによる侵攻が続くウクライナで、プラスチック工場で働くインドネシア人男性9人が脱出できずにいることが分かった。
男性らは、現地時間6日午前10時42分に撮影された動画でインドネシア政府に救出を求めている。動画では「私たちは、北スマトラ州ランカット県ビンジャイ市出身の出稼ぎ労働者です。ウクライナのチェルニヒウ州にいます。戦況は日増しに激しくなり、早急な救出を願います」と訴えた。男性の帰りを待つ家族は地元紙の取材に対し「夫や仲間たちが無事に帰ってくることを心から願っています」とコメントしている。
外務省インドネシア人・法人保護局のユダ・ヌグラハ局長は「救出に関してウクライナ西部の都市リヴィウまで迎えにいく、またはベラルーシのより安全な場所まで移動させるなど、ロシアとすでに協議した」と明かし、ロシアとウクライナ両国から安全なルートが確保され次第、最も適した脱出方法を決定すると述べた。