インドネシア事業に関する無料相談はこちらから

イスラム擁護戦線元事務局長に検察が禁錮8年を求刑

ジャカルタの検察当局は14日、2020年12月に活動が禁止された強硬派団体「イスラム擁護戦線((FPI)」 の元事務局長であり、昨年4月に警察に逮捕されたムナルマンに対して、過激派組織IS(イスラミック・ステート)の信奉者を募ったとして禁錮8年の刑を求刑した。また、判決が出るまでは被告を勾留し続けるよう求めた。

検察によると、ムナルマンと他の2人のFPI幹部は南スラウェシ州マカッサル市と北スマトラ州メダン市において、2015年に開かれた宗教集会で参加者らにISの最高指導者であったアブバクル・バグダディへの忠誠を求めたという。また検察は、ムナルマンはマカッサルとフィリピンの教会を襲撃した自爆テロ犯との繋がりもあると主張している。

これに対してムナルマンは、検察は有罪を主張する証拠を十分に持っていないのではないか、そうでなければ死刑を求刑するはずだとの見方を示しているという。