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ムラピ山が再噴火 数百人避難

インドネシア国家防災庁(BNPB)によると、ジョグジャカルタ特別州のムラピ山が10日深夜に再び噴火した。

現地時間の午前零時から午前2時にかけて、高温の溶岩と火山性物質が混ざった熱い噴煙が山の斜面を5キロにわたり流れ落ちた。BNPBによると、火山周辺の253人の住民が避難したが、死傷者は報告されていないという。また、午前7時33分にも高温の噴煙が山の南東の斜面をつたって流れ落ちたと当局がツイッターで報告をした。BNPBは、今後さらに溶岩と噴煙の噴出が増加する可能性があると警告し、火山周辺の半径7キロ以内に住む住人に対して避難するよう勧告を出している。

標高2963メートルのムラピ火山は、インドネシアで最も活動的な火山の一つであり、2010年の大噴火では350人以上が死亡している。