インドネシア外務省は3月18日、ロシアによる攻撃が続くウクライナで足止めされていた出稼ぎ労働者の男性9人が、隣国のポーランドへ避難したと明らかにしました。
ウクライナ北部のチェルニヒウ州のプラスチック工場で働いていた男性らは、ロシア軍が侵攻を開始してから地下の防空壕に避難し、SNSを通じて救出を要請していました。外務省の働きかけで男性らは首都キエフを抜け、西部の都市リヴィウを経由して、ポーランドへ入国。救出された男性のひとりイスカンダルさんは、「避難できたことに感謝しています。私たちが脱出した後、避難所が空爆を受けたと聞いています。チェルニヒウ州は水も電気もなく特にひどい状態になっています。」と記者会見で訴えました。
現在も32人のインドネシア人が、家族がいるなどの理由でウクライナに留まっています。