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デンスス88 テロ捜査で容疑者の医師を射殺

国家警察対テロ特殊部隊(デンスス88)は9日、中部ジャワ州スコハルジョ県の男性医師(54)をテロリストの疑いで逮捕しようとしたところ、激しく抵抗されたため射殺した。10日のオンライン記者会見で明らかにした。

警察によると、逮捕時に男性医師が自分の車を急発進させてジグザグ走行をしたうえ歩行者をはね、その後民家に激突したという。射殺した理由について、民間人を巻き込む危険性があったと説明している。これに対して男性医師の遺族は代理人を通じ「強制措置が必要だったとしても命を奪う必要はなかったはずだ」と怒りをあらわにし、テロリストである事実もないと疑いを否定している。

男性医師は、シリアへの外国人テロ戦闘員渡航に関し、勧誘、資金提供、便宜供与を行うインドネシア・ヒラル・アフマル協会(HASI)の責任者で、東南アジアのイスラム過激派組織「ジェマ・イスラミア(JI)」の構成員であったとみられている。