ロシアがウクライナを侵略したことで世界中から経済制裁を受けている影響は、インドネシアを旅行中のロシア人観光客にも及んでいる。バリを旅行中のロシア人観光客らから、経済制裁の影響でATMでの取引が遮断されており現金の調達ができず困っているとの声が、政府や大使館に寄せられている。
観光・創造経済省のサンディアガ・ウノ大臣は14日、国内にいるロシア人またはウクライナ人観光客が現金を引き出せない状況に陥っていることについて、状況への理解を示し、必要な措置を講じ便宜を図る用意があると述べた。
また、在インドネシアロシア大使館は、ロシアの銀行から預金の引き出しが可能になるよう対応を急いでいると付け加えた。対応策として仮想通貨の利用を含み、電子決済が考えられるが、インドネシア国内では禁止されている。