憲法裁判所のアンワル長官が、ジョコ・ウィドド大統領の妹であるイダヤティさんと5月26日に結婚を予定している。報道によると、アンワル長官とイダヤティさんは3月12日にソロで婚約しており、ジョコウィ大統領もこの機会に立ち会ったという。
これについて、国の司法機関トップと大統領が義理の兄弟になれば利益相反が起こる可能性があるとして、アンワル長官の辞任を促す声が上がっている。
国立インドネシア大学政治心理学の専門家は、大統領が憲法裁判所に介入する懸念については最小限だろうと述べた。理由として、裁判所のプロセスは一般に開かれたものであること、また憲法裁判所の裁判官は9人おり判決において長官の権限が強いわけではないことを挙げた。
政治評論家のレイ氏は、辞任しなければならないという法律や規則はないものの、職業倫理の観点からアンワル長官は辞任する可能性が高いだろうと述べた。