昨年11月から12月にかけて行われた血清学的調査により、1歳以上のインドネシア人の86.6%が新型コロナウイルスに対する抗体を獲得していることが示された。
調査はインドネシア大学公衆衛生学部が保健省、内務省、民間研究所と協力して行った。人口密集地の514の村などの住民9541人と非密集地の580の村などの住民1万960人を分析した。
ワクチンを2回接種した人では99.1%に抗体があることが分かった。一方、ワクチンを1回しか接種していない人の場合は93.1%に抗体があることが明らかになった。また、一度もワクチンを受けたことの無い人の場合は73.9%に抗体があることも分かった。
これらの人は自覚症状の有無に関わらず感染したことにより抗体を獲得したと考えられる。さらに、ワクチンを2回接種済みでかつ感染した人の場合は99.4%が抗体を獲得していることも明らかになったという。