ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は3月23日、新型コロナワクチンのブースター接種(追加接種)完了者を対象に、イスラム教の断食明け大祭(レバラン)の休暇に合わせた帰省を認めると発表した。
今年のレバランは5月上旬の予定。政府は2020年と2021年のレバラン帰省に関して、新型コロナ感染拡大防止の観点から帰省を禁止したため、3年ぶりの帰省許可となる。また今年からラマダン(断食月)のモスクでのタラウィー(夜の礼拝と早朝の食事の間に行う礼拝)も許可した。
しかし、ラマダンに政府関係者や公務員が断食明けを共に祝う「ブカ・プアサ」の許可に関しては未定で、ジョコウィ大統領は「コロナの感染状況は回復傾向にあるが、規制緩和については段階的に決定する。すべてにおいて保健プロトコルの順守は絶対条件である」とコメントした。