国営石油会社プルタミナは、4月1日よりオクタン価92(RON92)の補助金対象外のガソリン「プルタマックス」の価格を、1リットルあたり1万2500ルピアに引き上げた。一方、国民の消費比率が最も高いガソリン「プルタライト」は、1リットルあたり7650ルピアのまま据え置かれ、補助金対象となった。
補助金対象燃料と対象外燃料の価格差が拡大することで、プルタマックスの購入者がプルタライトへ移行すると推定されている。
これについてバンク・プルマタのジョスア・チーフエコノミストは3日、人々の購買力を守るためにプルタライトの価格は据え置き、購買層が中・高所得層であるプルタマックスで価格を引き上げた政府の政策を評価した。一方で、政府や国有企業の公用車が補助金対象燃料を使用することを禁止するべきとの見解を示した。また、一般の車両であっても高級車や特定のブランド車など、補助金対象燃料の給油を制限する必要があると述べた。