東ジャカルタ地方裁判所は6日、テロ行為を行った疑いで逮捕、起訴されていたイスラム強権派団体イスラム擁護戦線(FPI)の元広報担当ムナルマン被告に対し、テロ行為撲滅に関する法律2018年第5号13条に違反したとして、懲役3年の有罪判決を言い渡した。
検察側の求刑していた懲役8年を大幅に下回った。ムナルマン被告はジャカルタやメダン、マカッサルのイスラム系国立大学で、イスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に忠誠を誓い、テロ行為を誘発させる勧誘活動を行っていた疑いがあるとして昨年4月27日、国家警察対テロ特殊部隊(デンスス88)に逮捕された。
今年3月14日に初公判が開かれ、同月25日に行われた第2審では、「テロ行為に関与した事実はなく、事件は捏造されている」と被疑事実を否認していた。