国営石油ガス会社プルタミナはこのほど、エネルギー転換戦略の一環として、石油ベースの燃料からの多様化を図るため既存の製油所開発計画を大幅に縮小すると決定した。
プルタミナは今回、東カリマンタン州ボンタンでの新規の製油所建設計画を中止したと説明した。
さらに、同社の「製油所開発基本計画(マスタープラン)」では4カ所の製油所を改修することが盛り込まれていたが、対象とする製油所の数を3カ所に減らすという。マスタープランにはバロンガン、バリクパパン、ドゥマイ、チラカップの各製油所の改修計画が盛り込まれていたが、どの製油所の改修計画を取り止めるかは明かにしていない。
プルタミナの調査では、インドネシアのエネルギーに占める石油燃料の割合は2025年までに20%まで縮小するとみられており、今回の決定はこうした状況を受けたものである。