シンガポール系製紙・パルプ会社アジア・パシフィック・リソーシズ・インターナショナル(APRIL)はこのほど、リアウ州で板紙生産施設の建設を開始したと明らかにした。総工費は33兆4000億ルピア(約23億3000万米ドル)に上るという。
新工場は、年間120万トンの生分解性のある折りたたみ式ボックスボードの生産能力をもつ。この事業はAPRILのリアウ州での一連の事業の一環だという。
生産が始まれば、国内外での環境配慮型の梱包関連製品の需要に対応できる期待されている。
APRILはアジアで最大規模のパルプ・製紙会社だが、同社による森林開発がインドネシアで毎年起きている森林火災の原因になっていると批判されてきた経緯がある。一方、APRILは違法な土地の開発や森林火災とは無関係であり、持続可能な事業を行っていると主張する。