スマトラ島北端のアチェ州ビルン県の村にあるすべてのカフェに対して、地元自治体がWi-Fiの使用を禁止する通達を出した。子供たちが勉学やイスラムの聖典コーランの暗唱に集中できなくなるからというのがその理由。
村では会議を行い、若者らがカフェなどに集うことが勉学やコーランの学習に身が入らない理由となっているとの結論に達したことから、11月13日にこの通達を出した。若者たちの中には、親にモスクや礼拝所にコーランを学びに行ってくると言って外出し、実際にはカフェで集ってネットサーフィンをしている者がいるという。
シャリア法を遵守するアチェ州におけるさまざまな規制には、人権侵害でないかと以前から度々批判されているものもある。同県では以前に、親戚関係に無い未婚の男女がレストランで同席することを禁じる規則を定め、物議を醸したことがある。
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