ナディム・マカリム教育文化・研究技術相は5日、マレーシアのイスマイル・ザイル・ヤアコブ首相がASEANの第二言語にマレー語が採用されるよう協議を進めていくと表明したことを受け「強く反対する」との見解を示した。
イスマイル首相によると、マレー語はマレーシアのほか、インドネシア、ブルネイ、シンガポール、タイ南部、フィリピン南部、カンボジアやベトナムの一部で使用されているという。
ナディム氏は「この提案は受け入れ難く、インドネシア語がより適正であり、更なる協議が必要だ」と述べた。ナディム氏は、政府はインドネシアの言語や文化の発展や育成、保護する努力を重ねていると主張。また、国内では外国人向けインドネシア語教育(BIPA)が428の機関で実施され、海外ではヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アジアの主要大学で専攻科目に採用されており、国際的な言語としてインドネシア語の機能を高めているとも述べた。