国営マンディリ銀行はこのほど、2022年第1四半期(1~3月)の純利益が10兆ルピア(約6億9364万米ドル)となり、前年同期から70%増加したと明らかにした。
マンディリ銀行によると、純金利収入は第1四半期に前年同期比17.11%増の20兆4800億ルピア、非金利収入は同13.6%増の8兆6500億ルピアとなった。
マンディリ銀行は「新型コロナウイルスの流行が落ち着いたことで、経済の回復が進展していることから、インドネシアが今後にプラス成長のトレンドを維持すると考えている」と説明した。
第1四半期の貸出額の伸び率は前年同期比8.93%となり、業界平均の6.65%を上回った。とくに新規の融資はマイクロローンと消費者ローンが好調だった。また、リテール・ローンの伸びはオンライン・チャネルの拡大が後押しした。
インドネシアの銀行部門は第1四半期、経済の回復に伴う融資需要の伸びを受け、堅調に推移した。