中央統計局(BPS)はこのほど、2022年4月の貿易収支が過去最高となる75億6000万米ドルの黒字を記録したと発表した。これまでの最高黒字額は2021年10月の57億4000万米ドル。また、24ヵ月連続の貿易黒字となった。
中央統計局のマルゴ局長によると、4月の輸出額は前月比3.11%増の273億2000万米ドル、輸入額は前月から10.01%縮小し197億6000万米ドルとなった。2022年1~4月の貿易収支は168億9000万米ドルの黒字となる。
また中央銀行であるバンク・インドネシアのエルウィン・コミュニケーション部長は、史上最高の貿易黒字は、石炭や鉄鋼などの鉱物燃料をはじめとする一次産品の世界的な価格高騰が輸出を押し上げたことによる、非石油・ガス部門の貿易黒字の増加に起因していると説明した。輸出国別では、中国、アメリカ、日本への非石油・ガス部門の輸出が依然として高い水準を維持している。