インドネシアウラマー協議会(MUI)は5月18日、シンガポール政府が著名イスラム指導者のアブドゥル・ソマッド氏の入国を拒否したことを受け、同政府の対応を強く非難した。
シンガポール内務省は「ソマッド氏が講演で自爆テロについて言及するなど、過激思想や異宗教侮辱の言動が確認されており、多民族、多宗教のシンガポールで受け入れることはできない」と正式に発表した。
ソマッド氏は同月16日、家族や友人らと休暇でシンガポールを訪れ、観光予定だったという。MUIは、ソマッド氏に関するシンガポールの見解は事実無根として、入国拒否の取消と謝罪を求めている。