世界保健機関(WHO)東南アジア支局で感染症対策局長を務めた経験を有するチャンドラ・ヨガ・アディタマ氏は、新型コロナウイルスのオミクロン株新系統(BA.4およびBA.5)で重症化リスクが高いという確証は今のところないと前置きした上で、60~65歳以上の高齢者層は警戒が必要だとの見解を示した。
また、中央ジャカルタ市クマヨランにある新型コロナウイルス感染者用病院併設隔離施設「ウィスマ・アトレット」(2018年アジア大会の選手村)でも、海外からの渡航者を中心に患者数が増加している。現在同施設に入院している患者の6割が外国人旅行客。このような事態を受け、ウィスマ・アトレットは患者急増に備えてタワー5とタワー6も稼働できる体制を整えていると公表した。