中部ジャワ州にあるムラピ山(標高2930メートル)が3月27日午前10時56分(現地時間)、再び噴火した。同月3日の噴火に続き、1カ月以内で2回目の噴火となる。
ジョグジャカルタ地質災害技術調査・開発研究所(BPPTKG)によると、噴火は7分間続き、灰色の噴煙が上空5000メートルに達したという。
今回は、人的被害の報告がないため警戒レベルの引き上げに至っておらず、警戒レベルは4段階中上から3番目の「ワスパダ(注意)」を維持している。
また火口から直径3キロメートル以外での通常の活動も認められている。同山では2010年に大規模な噴火があり、300人以上が死亡、住民約28万人が避難生活を余儀なくされた。