国際自然保護連合(IUCN)が絶滅の危機に瀕しているとして2011年にレッドリストに加えたスマトラゾウの雌の赤ちゃんが、南スマトラ州バニュアシン県にあるルート21・パダン・スギハン象訓練センターで、7月13日午前5時頃に誕生した。
両親は24歳10カ月の雌象エルサと、31歳の雄象ガプラ。出生時の赤ちゃんゾウの身長は77センチ、胸囲は102センチで、身体に異常は無かった。前肢の直径は50センチ、後肢の直径は49センチ。体幹の長さは36センチ、尾の長さは39センチだった。
環境・林業省のウェブサイトに掲載されたプレスリリースの中で、南スマトラ州天然資源保護委員会(BKSDA)のウジャン・ウィスヌ・バラタ委員長は「雌のスマトラゾウが誕生したことを大変嬉しく思います。これは、特に南スマトラ州におけるスマトラゾウの保護と個体数増加の取り組みにおける成果です」とコメントした。