中央統計局は1日、7月の消費者物価指数(CPI)を発表し、インフレ率が前年同月比4.94%となり、2015年10月以来の高水準になったと明らかにした。
7月のインフレ率は、インドネシア中央銀行や政府が上方修正した期待インフレ率をも上回る実績となった。中央銀行の期待インフレ率は4.5~4.6%、政府は3.5~4.5%と予測していた。
前月と比較した月間上昇率は、7月は0.64%となり、4月の0.95%を下回るものの、5月(0.4%)と6月(0.61%)を上回るペースとなった。
主な要因は食品・飲料・タバコカテゴリーの価格上昇で、前年比9.35%。次いで、石油価格上昇による航空運賃が影響を受け、輸送カテゴリーで前年比6.65%の上昇となった。単品では赤唐辛子がインフレに最も大きな影響を与えた。西ジャワ州や中部ジャワ州の栽培地域で大雨が降った影響である。