インドネシア初となる新型コロナウイルスの国産ワクチンが、ジョコ・ウィドド大統領により「インドバック(インドネシアワクチン)」と命名されたことがわかった。国営製薬会社ビオ・ファルマのホネスティ社長が8月22日に明らかにした。
インドバックは、開発段階では「BUMNワクチン」と呼ばれていた。ビオ・ファルマと米テキサス州のベイラー医学大学と共同で開発した国産ワクチンで、第3相臨床試験まで終了している。9月上旬に医薬品食品監督庁(BPOM)からの緊急使用許可(EUA)取得を見込んでいる。当初は独立記念日の8月17日にリリースできると報道されていた。
ホネスティ社長によると、インドバックは一般向けのブースター接種、または子ども向けの全ての接種に使用される予定。製造数量は明らかになっていない。