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ランプン大学長を収賄容疑で逮捕

汚職撲滅委員会(KPK)は8月19日、新入生の入学に関する収賄の疑いでランプン国立大学の学長や副学長を含む関係者8人を逮捕した。

KPKは通報をきっかけに極秘捜査を開始し、ランプン、バンドン、バリの3ヶ所で容疑者らを同日逮捕した。また、4億1450万ルピアの現金、8億ルピア相当の銀行の預金伝票、14億ルピア相当の金塊が入っているとされる貸金庫の鍵を押収した。

学長のカロマニ容疑者が大学の独自選抜試験で合格者を決定する権限を持ち、その見返りとして生徒ひとりあたり1億ルピアから3億5000万ルピアの賄賂を保護者から受け取っていたとみられている。その額は総額で50億ルピア以上にのぼり、カロマニ容疑者が私用に流用した他、金塊などの購入にあてていた。容疑者らは現在、ジャカルタのKPK本部で詳しい取り調べを受けている。