インドネシア事業に関する無料相談はこちらから

ジャカルタ交通機関の統一運賃に課題も

トランスジャカルタ、ジャカルタMRT、ジャカルタLRTの3つの交通機関の統一運賃システムが開始し、これまでより安く利用できるなど改善点がみられる一方、問題点も指摘されている。

統一運賃システムは、交通機関を乗り継いで利用した場合に180分以内であれば運賃の上限が1万ルピアとなるもの。利用には専用アプリ「JakLingko(ジャクリンコ)」のインストールが必要で、出発地と目的地を入力すると、ルートとバス停や駅でスキャンするQRコードが提示される。

乗客のひとりは、従来の1万7500ルピアから新運賃システムの利用で6250ルピアに安くなると期待していたが、日頃利用していたトランスジャカルタのバス停にQRコードスキャナが設置されておらず、適用できなかった。新システムは特定のバス停でしか利用できないという問題点がある。
また、提示されたルートの目的地が乗車後に変更できない点や、新システムの周知不足が指摘されている。