北スマトラ州パダン・シデムプアン市で、4歳の女の子がスズメバチに刺され死亡した。10歳、12歳、19歳の兄弟も刺されたものの、3人は一命をとりとめた。
4人は家の前で遊んでいる時に、強風により倒れた木の枝に巣を作っていたスズメバチに襲われたとみられている。家の前には巣が落ちていた。買い物から帰宅した両親が、子どもたちが意識を失い倒れているのを発見した。直ぐに病院に連れて行ったものの、4歳の女の子はその後死亡が確認された。兄弟2人は翌日退院し、残る1人は治療を継続している。
今回子どもたちを襲ったスズメバチは「ツマグロスズメバチ(学名Vespa affinis)」という種類で、主にアジアの熱帯・亜熱帯地域の低地に生息する。毒針を持ち、繰り返し刺すことができ、東南アジア全体で致命的な刺傷例が多く報告されている。