激辛麺通なら一度は足を運んだことがあるだろう「ミー・ガチョアン(Mie Gacoan)」。チリソースをたっぷり使った7段階の辛さから選べる激辛麺で、激辛好きの舌と好奇心を刺激している。2016年に起業家のハリス・クリスタント氏が東ジャワのマランで立ち上げた同ブランドは、数年で東ジャワ州、中部ジャワ州、西ジャワ州、バリ島に20店舗を展開する人気フランチャイズ企業へと急成長した。
ミー・ガチョアンの成功の背景には複数の要因がある。まずは手頃な価格。学生でも手の届く1万Rpという安価で、辛さが選べて且つ見栄えも良い激辛麺を提供し、多くの固定ファンを獲得している。2つ目はブランディング。学生や若い世代に辛い食べ物を好む人が多いことを考慮し、ターゲット層に適した価格設定とSNSを中心としたマーケティング活動を行っている。3つ目は店舗の立地とサービス。学校、学生寮、オフィス、幹線道路沿いなどの好立地に店舗を構え、店舗では充電エリアやWi-Fi環境を整え、勉強や仕事をしやすい場所を提供している。
また消費者にとってより身近なブランドになるようにと積極的に進めた宅配サービス企業との連携が功を奏し、テイクアウト・デリバリーの売り上げは収益の40～50%を支えている。話題の人気店、一度試してみては。
