東カリマンタン州の州都サマリンダの宗教高等裁判所で、今年の結婚免除申請が増加している。背景には2019年に実施された婚姻年齢の引き上げがあり、法的な婚姻年齢に達する前に妊娠する若者が増加しているという。
サマリンダ宗教高等裁判所のイムラン長官は「婚姻年齢が男女ともに19歳に引き上げられたことで、管轄地域における結婚免除の事例が200%から300%急増するなど大きな影響を与えた」と述べた。政府が婚姻年齢を引き上げる前の2018年の申請数は399件であったが、2019年には618件、2020年には1400件、2021年には1314件に増加した。今年は8月時点で681件の申請があり、昨年と比較するとすでに2倍だという。
結婚免除は、婚姻年齢に達していない人が結婚を希望する場合に、その親が法的猶予を宗教裁判所に申請する制度。裁判所はまた、結婚免除を認める権限を持つ。